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ボーカルも「バンドの一員」|歌がなんとなく噛み合わない理由

4 日前
読了時間: 4分

歌っているときって、何を聴いていますか?


自分の声。

メロディ。

歌詞。


もちろん、どれも大切です。

でもね。


バンドで歌うときには、もうひとつ大切なことがあります。


それは、「自分以外の音を聴くこと」

これはカラオケでも一緒ね。


歌い手と楽器奏者では、聴いているものが違うことがある

先日のレッスンで、ドラムやベースの音を実際に分けて聴いてもらいました。

そして、

「リズムはどこにある?」

ということを一緒に探してみたんです。


ドラムだけ聴いてみる。

ベースを聴いてみる。


それから、ほかの楽器との関係を聴いてみる。


すると、今まで「一曲の伴奏」として聴いていたものの中に、いろいろな役割があることが見えてきます。


楽器を演奏している人たちは、こうしたリズムの土台を共有しながら演奏しています。

もちろん全員が頭の中で理屈を考えているわけじゃありません。


身体で感じている人もいる。

長年の経験で、自然に共有できている人もいる。


ところが歌い手の場合、メロディや歌詞、自分の声に意識が向きすぎて、その土台を知らないまま歌っていることがあるんです。



「リズム感がない」で終わらせなくていい


そうすると、

歌は間違っていない。

バンドも間違っていない。


なのに、

「歌がなんか 伴奏/バンドと噛み合わない」

ということが起きます。

そこで、

「私はリズム感がないから」

と思ってしまう人もいます。


でも僕は、そこで終わらせなくていいと思っています。


もしかすると、

共通言語をまだ知らなかっただけ

かもしれないからです。


どこを聴けばいいのか。

何を感じればいいのか。


バンドのみんなが、どんなリズムを共有しているのか。

それに気づくだけで、歌が変わることがあります。



ボーカルも「楽器」なんです


僕はよく、

「自分の身体そのものが楽器なんです」

という話をします。


声帯だけで歌っているわけではありません。

呼吸も、身体も、姿勢も、響きも全部つながっています。


そしてバンドで歌うなら、その「自分という楽器」は、一人で存在しているわけじゃない。


ドラムがいて、

ベースがいて、

ギターやピアノがいて、

その中にボーカルもいる。


つまり、

ボーカルもバンドの一員なんです。


自分だけが気持ちよく歌えばいいわけじゃない。

逆に、バンドに合わせるために自分を消す必要もない。


お互いの音を聴きながら、一緒にひとつの音楽をつくっていく。

そこが面白いんですよね。





「歌う」って、関係性なのかもしれない


これって、人とのコミュニケーションにも少し似ていると思うんです。

自分の言いたいことだけを話していたら、会話にならない。


相手の言葉を聞く。

間を感じる。

そして、自分の言葉を返す。


音楽も同じです。


ドラムを聴く。

ベースを感じる。

ほかの楽器の音を受け取る。

そして、自分の声をそこへ置いてみる。


だから僕は、

音楽って、やっぱり関係性なんだな

と思うんです。



自分の声を知ると、周りの音も変わって聞こえる


DMTの「1DAY ボイスリメンバー」で大切にしているのも、単に「もっと上手に歌える声にする」ということではありません。

まず、自分という楽器を知ってみる。

自分はどんなふうに息をしているのか。

身体をどう使っているのか。

どんなときに声が楽に出るのか。

そして、自分の声と出会ってみる。

不思議なんですが、自分の声を意識できるようになると、周りの音にも意識が向くことがあります。

声を変える前に、まず自分の声に会ってみる。

歌う人はもちろんですが、人前で話す人や、自分の話し声がちょっと気になっている人にも体験してほしいと思っています。

「自分という楽器って、どんな楽器なんだろう?」

そんなことが少し気になったら、1DAY ボイスリメンバーの島をのぞいてみてください。


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