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声と音の記憶が、いまに戻ってくるとき

安全地帯って、日本のAORだなって。

最近、あらためて思うんです。



藤野櫻子が玉置 浩二さんの安全地帯 楽曲「微笑みに乾杯」をカバーしました。

制作しながら、何度も心が暖かくなりました。


この曲は、音より先に声が届きます。

気づくと、歌い手の呼吸に心を持っていかれている。


騒がない。

押しつけない。

でも、静かに沁みてくる。


人生の奥にある物語が、

そっと滲み出てくるような音楽です。


1988年。


まだ音楽は、人の手で積み重ねられていた時代。

少し揺れていて、少し不揃いで、

でも、その揺れが温度になっている。


私はそこに、人の体温を感じます。


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私たちはこれまで100曲以上、

過去の楽曲をカバーしてきました。


コピーではありません。


あの時マイクの前に立った人。

その横で音を整えた人。

曲を世に送り出した人。


その記憶を、もう一度立たせる作業です。


だから「蘇り楽曲」と呼んでいます。


技術の再現ではなく、

記憶の再点灯。


音は、不思議です。


一曲で、

一瞬にして過去に戻ることがある。


あの人といた時間。

あの夜の空気。

あの頃の自分。


全部、戻ってくる。


バンド演奏


最近は、一般の方からも

「昔の曲を蘇らせたい」とご依頼をいただきます。


40年前のバンド音源。

30年前のカセットテープ。


ノイズだらけでも、

そこには確かに「その人」がいる。


昔好きだった人に向けて書いたラブソング。

今聴くと少し恥ずかしい。


でも、その純粋さは嘘じゃない。


音は、嘘をつかないんだと思います。


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曲が蘇ると、不思議なことが起きます。


ご本人の表情が変わる。

声が明るくなる。


まるで人生が、

セピアからカラーに戻るみたいに。


何度見ても、不思議です。


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もし、あなたの家の引き出しの中に

眠っている曲があるなら。


もし、あの頃の自分を

もう一度呼吸させたいなら。


古い音は、未来になれます。


私はそれを、何度も見てきました。


今月は2枠だけ空いています。

丁寧に向き合える人数しか受けません。


私が作るのではなく、

あなたの中に眠っている時間を

一緒に起こす作業です。


古い音が、未来になる瞬間を。

本気の人だけ。


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