練習していなかったのに、声が戻っていた。身体って覚えているんです|ボイトレ
先日、4ヶ月ボイスリメンバー(旧ボイトレ)をスタートした方とのレッスンがありました。
以前、1DAYのボイスリメンバー(旧ボイトレ)にも参加してくれた方です。
今回、さらに4ヶ月かけて、自分の声や身体とじっくり付き合ってみることになりました。
レッスンの最初に、僕は聞いてみました。
「前回から、何か意識していました?」
すると、
「姿勢とか、息とか、声を遠くに出す感じは少し意識していました」
という答えが返ってきました。
でも、毎日のように歌の練習をしていたわけではありません。
そこで、まず一曲歌ってもらいました。
そして、以前のレッスンで録音していた声と聴き比べてみたんです。
すると、面白いことが起きていました。
前回のレッスンの最後にできるようになったことが、かなり残っていたんです。
僕は思わず言いました。
「身体って覚えてるんですよね」
頭では忘れていても、身体は覚えていることがある
歌の練習って、毎日やらなければ、すぐ元に戻ってしまうような気がしませんか?
もちろん、繰り返し練習することは大切です。
でも僕は、それだけじゃないと思っています。
一度、
「あ、こういう感じなんだ」
と身体で体験したことは、頭では忘れていても、 身体のどこかに残っていることがあるんです。
しばらく時間が空いて、本人は忘れているつもりでも、声を出してみると、
「あれ? 前とちょっと違う」
となる。
これが面白いんですよね。

「正しく覚える」より、「あ、今の感じ!」
ボイスリメンバー(旧ボイトレ)では、たくさんの知識や理論を覚えてもらうことよりも、
「あ、今の感じ!」
という瞬間を大切にしています。
姿勢。
呼吸。
口の開け方。
息を出していく方向(アタリ)。
もちろん、それぞれに僕が伝える「型」はあります。
でも、頭で完璧に説明できるようになることが目的ではありません。
実際にやってみて、
「こっちの方が楽だな」
「今の声、出しやすかった」
「さっきと身体の感じが違う」
と、自分で気づく。
身体が一度、その感覚を知る。
その体験が大事なんです。
声のレッスンは、自分という楽器を知る時間
声って面白いです。
ピアノやギターと違って、自分の身体そのものが楽器です。
だから、
「もっといい声を出さなきゃ」
「もっと上手に歌わなきゃ」
と、声だけをなんとかしようとするより、
「今、自分の身体はどう感じているんだろう?」
と観察してみる。
そこから声が変わっていくことがあります。
先生に正解を言われて、その通りにする。
それだけではなく、
やってみる。 感じてみる。 違いに気づく。 また試してみる。
その繰り返しで、少しずつ自分という楽器の取扱説明書が見つかっていく。
僕は、それがボイスリメンバー(旧ボイトレ)なんだと思っています。
声を変える前に、まず自分の声と身体に会ってみる。
頭では忘れていても、身体は案外ちゃんと覚えている。
今回のレッスンで、僕もあらためてその面白さを感じました。 ♪ボイスリメンバー(旧ボイトレ)島









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