歌ってみた動画のカラオケ作りについて考える
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歌ってみた動画のカラオケ作りについて考える

更新日:2022年1月10日

また今回も、結論のない雑感です。


昨日書いたように今年のテーマは「龍宮城」です。

全てにおいて、このテーマを意識しようと思っているのですが、その一つは「歌ってみた動画」のカラオケ作り。


現在私自身と、藤野櫻子のカラオケを、毎週それぞれ1曲で計2曲作っています。

どんな感じで、藤野櫻子とカラオケ作りのやりとりが行われているかは、藤野櫻子のnoteに書いてくれています。


頭を整理するために、既存曲のカラオケを、自分で作り場合の現状の段取りを、書いてみようと思います。





 

<カラオケ作りの順番>


1:既存曲をパソコンに取り込む

2:iZotope「RX8」で、ボーカル/ベース/ドラム/楽器 の4種類に音を分解する

3:ドラムをableton「Live」でmidiデータに変換する


ここまでが準備段階。だいたい制作時間1時間程度かな。


ここからが本格的なカラオケ作り。

私のDMTソフトは、日本でもユーザーが超少ないpropeller headの「reason」


4:midiに変換されたドラムを、ドラム音源に読み込ませて、実際のドラムを2小節つづ聴きながら、完全コピーする

5:分解されたベースを2小節つづ聴きながら、ベースを完全コピーする


この作業の制作時間が、だいたい2時間弱かな。1時間くらいかも。


6:分解された「楽器」を2小節つづ聴きながら、楽器を完全コピーする

→問題はここだあ。

ここでいう「楽器」は、ドラム/ベース以外の全てを指します。


一番大変だったのは、「和楽器+フルオーケストラ+ロックバンド」という編成。

おそらくこのセクション6だけで、5時間以上はかかっていると思います。ということは、ここまででほぼ8時間くらいは、ずっと音作りしているということかあ。

自分で無意識でやってるから、改めてびっくり。 この2曲がその典型的な曲だったねえ。



 

でも改めてこうやって聴き直してみると、自分で言っちゃいますが、結構よくないですか?^^


ひとまず、この6つのセクションを終えると、歌が録音できるレベルまでの「ラフカラオケ」が完成します。


ここから、歌を録音し、その歌を編集し、そこにカラオケを乗っけて、さらに全体の音のバランスをとります(ミックスダウン)。


そうして出来上がった音楽と、動画をくっつける「動画編集」をして、こうしてみなさんにお届けできる作品に、仕上がるというわけです。


毎回、本当に楽しい作業ですよ。


上記の事前準備のおかげで、ドラム/ベースのカラオケ作りは、とても楽になりました。

次の課題は「楽器」の効率化ですねえ。

こうして書いたことで、だいぶ整理できてきました。

 

主だった楽器を、書いてみましょう。


・ピアノ系:

ピアノ1本の場合でも、印象的なフレーズを弾いていることが多いので、それをきちんとコピーするのは、根気がいりますね。5分の曲でも、2小節づつ聞き取りながらなので、やっぱり30分くらいは、かかっているかな。

クラビとかは、基本コード弾きしてるだけのことが多いから、音楽聴きながら、一気に録音しちゃうかな。


・ギター系:

コード弾きのアコギは、ソフトが秀逸なので、コードだけ録音しておけば、勝手にジャカジャカ演奏してくれます。

とても楽チン。

問題はエレキギター。これだけは、ソフト音源だと思ったように演奏できません。

なので、一生懸命自分で弾いて録音します。

分厚いロックサウンドを作るなら、バッキングでも4本くらいは音を重ねるので、これまた地道な地道な作業が続きますねえ。

それと「ギターソロ!」

これがもう。。。ギターリストさん、みなさん凄いテクニックですから、もう弾くの大変ですよ。


・フルオーケストラ:

バイオリンが1本とか2本だけなら、とても簡単。

丁寧にまた2小節づつ聴きながら、音を取っていきます。

問題は、四重奏のようなきちんとしたアンサンブルで聴かせるもの。

いろんな楽器に音が埋もれているので、そこから音を聞き出すのは、非常に困難。

でもここを適当にすると、仕上がりで、音がすごく薄くなってしまうので、手が抜けないのが悩ましいですね。


さらに、金管楽器、木管楽器が入ってくると、さらに構造は複雑になります。

最近はサックス系が中音域を固めている場合も多く、音の聞き取りはさらに困難に。。。


「なんか絶対ここで音が鳴ってるけど、これは何の音だ???どんなフレーズ弾いてるんだ??」


・和楽器:

個性的な音なので、比較的音を拾うのは難しくないのですが、問題は「それっぽく聞こえない」ということなんです。

これはちゃんとした音源を買えばいいのですが、先日購入した「和楽器音源」がパソコンの容量不足でインストールできないという、なんとも残念な状態。

なので、仕方ないので、これまでの和楽器音源で頑張っています。


 

ここまで書いて、ちょっとぐったりしました。

これは、時間かかる作業だったなと。


気づかずにこれまでやってましたw


改めて書いた文章を見返してみると、やっぱり「フルオーケストラ」に時間がかかってますね。

しかも最近の楽曲は、ほぼ全部「フルオーケストラ」が入ってるんですねえ。


まずは、この「フルオーケストラ」を効率化することに意識して、今回も制作を楽しく進めてみようと思います。


しかもほらテーマは「龍宮城」ですから、真面目に難しい顔じゃなくて、ユラユラと楽しく舞うように作っちゃいましょう。


どんな楽曲に仕上がるでしょうか!


楽しく作っているので、ぜひ周りの人にシェアしてくださいね。

高評価やコメントも、制作の励みになりますので、ジャンジャンしてください!



1月9日のライブの準備も着々と進行中!




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