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AI時代だからこそ、人間は「感動」を表現する存在になる

「分析より先に、感動がある」

このところよくそんなことを意識するようになりました。


今って、

SNSでもYouTubeでも、

 「こうやると伸びる」

 「最初の3秒が大事」

 「アルゴリズムがどうこう」

そういうノウハウが大量にあります。


もちろん、

それ自体を否定するつもりはありません。


実際、そういうやり方を研究して、

結果を出している人もたくさんいる。

僕もそうしたやり方を見て、 参考にしたりしているのも事実です。


でもどこか、

僕はずっと違和感があったんです。





感動していないものは、伝わらない


僕は歌のレッスンで、

「表現力とは感動させる力」

という話をよくします。


その時によくする例えが、

“ケーキの話”です。


例えば、

本当においしいケーキを食べたとする。


「うわ、これすごい!」


と感動した時って、

誰かに伝えたくなりますよね。


「絶対食べたほうがいいよ!」

って。


その時って、

言葉をテクニックで選んでるわけじゃない。


自分が感動しているから、

自然と熱が乗る。


だから、

相手にも伝わる。


でも逆に、

自分では全然感動していないケーキを、


「これ売ってきて」


と言われて、

マニュアル通りに説明しても、

やっぱり伝わらない。


これは歌も同じなんです。


歌詞を見て、

メロディーを感じて、

まず自分自身が感動しているか。


そこが出発点。


感動している人の歌は、

やっぱり人の心を動かす。





AI時代に残るもの


今、AIがすごいスピードで進化しています。


音楽も、

動画も、

文章も、

どんどんAIが作る時代になってきた。


実際、

AIが作った音楽を聴いて、

「すごいな」

と思うこともあります。


でもある時、

AIの曲を聴いていて、

僕は妙な“虚無感”を感じたんです。


「ここに人がいない」


そんな感覚。


もし10代の頃の自分が、

人生を救われるような音楽に出会ったと思った時、

その曲の向こう側に“人”がいなかったら…。


そう思った時、

なんとも言えない寂しさを感じました。




印税時代の終焉


今、ネット上では毎月大量のAI楽曲が生まれています。

もう、人間が物量で勝負できる世界ではない。


だから僕は、

「印税時代は終わった」

と感じています。


これは悲観じゃなくて、

時代の変化です。


500年続いた

“複製して売る”という時代が、

終わろうとしている。


じゃあこれから、

人間に何が残るのか。


それは、

「私はどう感じるのか」

です。


これからの音楽は「共感」になる


最近、僕はよく人に聞きます。

「あなたの思い出の一曲って何ですか?」


すると、びっくりするくらい、

その人の人生が見えてくる。


音楽って、情報じゃない。

感情なんです。


だからこれからは、

 誰が歌うのか。

 なぜ歌うのか。

 どんな人生がそこにあるのか。


そういうことが、ますます大切になると思う。



グルーヴは、人間にしか作れない


僕は音楽で大事なものとして、


・アンサンブル

・ハーモニー

・グルーヴ

この3つを考えています。


特にグルーヴ。

これは、単なるリズムじゃない。


人と人の間に生まれる、

感情の共有です。


だから、

AIがどれだけ正確になっても、

“人間の揺らぎ”

そのものは、やっぱり特別なんだと思う。


正しさより、人間らしさへ


これからの時代、正しさはAIがやってくれる。

だから人間は、もっと自由になっていい。


音を外してもいい。

変でもいい。

不器用でもいい。


大切なのは、

「自分はどう感じているのか」

そこなんだと思います。


分析より先に、感動がある。


そして、

その感動を、

自分の言葉で、

自分の人生で表現していく。


AI時代だからこそ、

人間は、

“感動を表現する存在”

になっていくんじゃないかなと思っています。

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