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オリジナル曲の重さ

2016年2月時点で、日本でのiPhoneユーザーは全体の66.2%とのこと。 私の生徒さんや音楽関係者も、iPhoneの方非常に多いですね。

電車などでも、iPhoneユーザーが多いなと、感じることは少なくありません。

音楽家としてやはりiPhoneの音楽アプリは、非常に重宝しますね。 電車や移動時間にちょっと音楽メモを取ったり、簡単なアレンジを、指先一つでできてしまう。

10年前には「そうなったらどんなに便利だろう」って思っていた世界が、 こうして現実になっているのは、とても楽しい限りです。 当時は、YAMAHAからリリースされている打ち込み用デバイス「QY100」などで、電車内で音を作っていたものです。

でも実際、iPhoneの音楽アプリをちゃんと使っている人は、ユーザーの中でもすごい少ない人数だと感じています。 私の生徒さんでも、おそらく10%いないかもしれないと思っています。

世の中にこれだけ音楽が氾濫し、しかも指先で誰でもすぐに音楽が作れてしまう時代。 それでも、やはり「音楽は自分で作るものではなく、人の作った音楽を聴くもの」と姿勢は、なかなかすぐに変わるものではないのですね。

自分で作る音楽は、人の作った音楽を聴くのと何が一番違うか。 それは「自分の気持ちに似合う音を検索する必要がない」ということではないでしょうか。 つまり、自作オリジナルソングは「似合う」ではなく、 「自分自身」が音楽になったものである、ということ。

出来上がった作品は、紛れもなく「わたし」そのものです。 だからこそ、嘘がつけない。

「人に歴史あり」と言いますが、オリジナル曲には、自分の歴史が全て染み込んでいます。 だからこそ苦しい。 でも、そこには究極の「癒し」があります。

オリジナル曲を作るエネルギーは、想像を超えるものだと、常々思います。 作曲家の生きるエネルギーそのものが、「オリジナルソング」。

逆に言えば、オリジナルソングが持つエネルギーは、たった5分の歌であっても、 多くの人に、多大な影響を与えるのは、当然のことでもありますね。

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弊社音楽制作チームKIZAMIの作曲家「秋吉奏吾」さんが、初のオリジナルアルバムをリリースします。 彼の壮絶な生き方は、そのサウンドに全て集約され、今回のアルバムはそのエネルギーを、フューチャーされた力のあるシンガー陣が歌い上げます。

秋吉さんがどんな重圧の中、生き抜いてきたのか。 その炸裂するサウンドを今から楽しみにしていてくださいね。


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