top of page

自分を責める声より、自分の音を聴いてみる

今日、ずっと気になっていた玄関先の草むしりをしました。

全部ではないけれど、目につくところはかなりすっきり。

暑かったけれど、草や土に触れていると、身体にたまっていたものが地面へ抜けていくような感じがしたんですよね。

身体も気持ちも、少し軽くなりました。

でも、始める前には、いつもの声が出てきたんです。

「暑いからやめた方がいい」

「蚊に刺されるよ」

「熱中症になったらどうするの」


まだ何も起きていないのに、やめる理由だけは次々に出てくる。

僕の中には、昔からこういうことを言う人がいるんです。



自分の中にいる、うるさい人

最近、右脳と左脳について語られている動画を見ました。

詳しい理論は専門家のお話を聞いてほしいのですが、その中で、

「やめておけ」と言い続ける声が、ある時から静かになった

という話がありました。


それを聞いて、僕にも同じような存在がいると思ったんです。


僕の場合は、身体の右側から話しかけてくるような感覚があります。


歌っている時なら、

「今、音を外した」「また声が裏返った」「よくそれで人前に立てるね」

そんなことを言ってくる。

褒めることは、ほとんどありません。


ある時、

これって、自分で自分を虐待しているのと同じじゃないか?

と気づきました。

そこで、その声に言ってみたんです。

「ちょっと静かにしてくれないかな」

「注意ばかりじゃなくて、たまには褒めてよ」


すると、不思議なくらい静かになりました。

今もいなくなったわけではありません。


でも、以前より少し離れたところから、静かに見てくれている感じです。

そのおかげで、歌う時もずいぶん楽になりました。



幼い頃から、その声を知っていた


振り返ると、僕はその声が現れた頃を覚えています。


幼稚園くらいまでは、

「あれをやってみよう」

「こっちへ行ってみよう」

と思ったら、すっと動けていた気がします。


雨が降っても、それはそれで面白かった。


ところが、ある頃から、

「濡れたら嫌じゃない?」

「失敗したらどうする?」

「そんなことをして大丈夫?」

と言う声が聞こえるようになった。


最初は、うるさいなと思っていました。

止めようともしました。


でも声はどんどん大きくなり、本当に自分がやりたいことの方が、聞こえにくくなっていったんです。


多分、自分を危険から守ろうとしてくれていたのでしょう。

でも、守ろうとする声が大きくなりすぎると、何もできなくなってしまいます。




「やるか、やらないか」ではなく、着替えてみる


今日の草むしりでも、

「暑いから危ない」

「蚊に刺される」

という声が出てきました。


そこで、いきなり草むしりを始めようとはせず、

とりあえず、ジャージに着替えてみよう。

と思ったんです。



着替えるだけなら、内側の批判者もあまり文句を言いません。

ジャージに着替えたら、次は外へ出てみる。

少し草を抜いてみる。

そうしているうちに、いつの間にかやりたかったことができていました。


しかも、思っていたほど疲れていない。

「全部やらなければ」と考えるから、怖くなるんですよね。


まず着替える。

まず一つだけ手を動かす。

そのくらいでいいんです。




音楽制作の時だけ、批判の声が静かになる


僕には、そのうるさい声がほとんど出てこない時間があります。


作曲をしている時。

編曲をしている時。

ミックスをしている時です。



なぜだろうと考えて、気づきました。


音楽制作は、誰かの正解をそのまま教わってきたものではなかったからです。

長い間、一対一のレッスンや制作現場で、その都度、

「どうしたら、もっとこの人らしい声になるだろう」

「どうしたら、この曲の景色が見えるだろう」

「どう組み立てたら、理想の音になるだろう」

と、自分で考えてきました。


誰かと比較するための答えがないんです。


だから、

「他の人は、そんなやり方をしていない」

「それで正しいの?」

「もっと成功している人を参考にした方がいい」

という声が入りにくい。



ただ、目の前の音を聴いて、もっとよくなる方法を探していく。

そこには、批判より好奇心があるんです。



教わりすぎると、自分の音が聞こえなくなる


今は、分からないことがあると、すぐ調べられます。

動画を見る。

専門家に聞く。

AIに質問する。


もちろん、それは便利です。


でも、誰かの答えばかりを集めていると、自分で自由に動こうとした時に、

「本当にそれでいいの?」

「普通はそんなことをしないよ」

「もっと正しい方法があるんじゃない?」

という声が強くなることがあります。



誰かの答えを参考にすることと、誰かの正解の中でしか動けなくなることは違います。


人の意見は、辞書のように使えばいい。

最後は、自分がどう感じるか。

自分は何をやってみたいのか。

そこへ戻ることが大切なんですよね。




まず、自分の音を鳴らしてみる


自分を責める声を、完全に消す必要はないと思います。

その声も、自分を守ろうとしているのかもしれないから。


でも、声が大きすぎたら、

「ありがとう。でも今は、僕がやりたいことを少しやらせて」

と言ってみる。



そして、大きな決断をしなくていいから、

まず着替えてみる。

一歩だけ外へ出てみる。

一音だけ鳴らしてみる。

うまくできるかどうかを考える前に、自分が本当に鳴らしたい音を聴いてみる。

自分を責める声より、自分の音を少し大きくする。



それだけで、人生はもう少し楽に動き始めるのかもしれません。

コメント


サイトデザイン2.png

【ボイスリメンバー島】

サイトデザイン6.png

【旅の道具屋】

サイトデザイン3.png

【思い出の1曲島】

サイトデザイン4.png

【藤野櫻子 SWEETLOVESICK島】

サイトデザイン5.png

【音楽で語る島】

<メルマガ購読をご希望の方は下記フォームからお申し込みください>

メルマガ購読フォーム

© 2020  株式会社Diamond Music Tour
(株)Diamond Music Tour

bottom of page