ここ最近、北海道にまつわるお話が、私の周りに多いので、今日は北海道ネタです。
北海道と言って、真っ先に思い出すのは2つ。
1つは、今から20年ほど前に、北海道に2年間毎月ボイトレで出張していたことですね。
札幌にスタジオをお借りして、生徒さんを募集して、土日にレッスンをしてました。
結局札幌では、発表会はしなかったのかな。
あの時の生徒さんは、元気かなあ。
レッスンが終わった後、ススキノの焼肉屋さんに行ってから、ライブバーをまわるのが楽しかったなあ。なんて、楽しい思い出ですね。
もう1つは、一生忘れることはない、2014年に星になった釧路のシンガーMiccoさん。
2014年の秋にお世話になっている方から、ご連絡頂きました。
「釧路に、とても歌の上手な女性がいるんです。彼女の夢は歌手になることなんですが、実は末期癌なんです。彼女の夢を叶えてあげたいんです」
早速その方がプロデュースして下さることになり、Miccoさんとやりとりが始まりました。
自分で歌詞を書いていたMiccoさんでしたので、早速楽曲のイメージを伺い、楽曲制作。
歌の練習をして頂きました。
出会ってから、1ヶ月。
プロデューサーさんと一緒に、録音機材を持って釧路へ。
Miccoさんの自宅で、歌の録音です。
その時のMiccoさんは、歩いたり話たりは普通にできますが、長時間は難しく、歌もそうなんども歌えません。
計3曲の録音は、普通の人でも大変です。
それをMiccoさんの情熱で歌い上げ、さらにはMVの動画まで撮影しました。
その時の様子はこちらです
無事、全ての制作が終わり、Miccoさんの歌は、1つのCDブックとしてリリースされました。
現在もAmazonでご購入いただけます。
私自身、今でも辛いことがあったときに、Miccoさんのうたに励ましてもらっています。
CDブックがリリースされて、すぐにMiccoさんのレコ発ライブが開催されました。
本当に、凄い情熱でした。
このライブが終わった後、春を目の前にして、Miccoさんは星になりました。
でも、Miccoさんの思いは、多くの心の中に生きています。
釧路湖陵高校合唱部の方々が、合唱バージョンで歌って下さっている動画がありました。
※この歌の「合唱譜面」はこちらです
毎年この時期になると、Miccoさんと制作したことを思い出しますが、今年は北海道とのご縁が多いので、なおさらですね。
Miccoさんのサイトはこちらになります。
http://noda7.jp/micco/
私が音楽を通じてしたい事は、こうしてその人の人生を、きちんと作品として残していくことです。
・Miccoさんのように病気の方はもちろん、
・DV被害に会われている方、
・大事な人を亡くし心を痛めている方、
・学校に行けず引きこもってしまったお子さん、
・いじめやパワハラで心が折れている方、
そういった方々の、心の言葉を歌にして、ちゃんと作品として残したい、と思っています。
そうすると、すごい魔法のようなことが起こるんですよ。 本当に。
もし、周りにそう言った方がいらっしゃった時に、尾飛のことを思い出して頂けたら嬉しいです。
最後にMiccoさんのプロフィールを記載しておきますね。
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1986.1.7
阿寒町仁々志別出身
大自然に恵まれ豊かな感性を育ててゆく
高校進学を期に釧路へ、
絢香など様々なシンガーに影響を受け歌手を夢見るようになる
その後大学へ進学するも、これからの未来を考え、悩みながらも
持ち前に行動力で周りの反対を押し切り中退
保育士の道へすすみ、様々な活動を経て LIME LIGHTを結成
2009.11.21 アクアベールサウンドフェスティバルで初のライブを決行
2010.1.16 ODORA NIGHTでは往年のダンスナンバーをカヴァーし
会場をダンスホールに変える刺激的なステージを披露!
その実力を評価されその後も様々なステージを彩るも
もうひとつの夢を叶えるため横浜へ
様々な出会い、かけがえのない仲間との
奇跡のような日々、大切な毎日を築いていく中で
病気との戦いも始まってしまう、
それでも夢の続きをあきらめず
釧路へ戻り勢力的に活動を再開
仁々志別祭りでのステージの動画を友人が野田宜成氏に見せたのをきっかけに
尾飛良幸氏を中心にしてついに!CDデビューの夢が途端に動きだす!
はじめから決まっていた物語のように
生まれ育ったその大地のように自然に
誰が心にもそれは眠っていて
彼女の歌声はきっと気付かせてくれる
ー奇跡は何度でも起きるー
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10月10日尾飛良幸のライブです!
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