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呼吸が苦しい時息を吸う音を『感じる』ことが大事なのか?

※このブログで紹介しているメソッドは基本的に尾飛良幸オリジナルです。 こんにちは。尾飛良幸です。

呼吸が苦しいという生徒さんに、レッスンので息を吸うときに喉を開ける練習をします。その時、生徒さんによくある間違いがあります。それは、息を吸うときにわざと『息を吸う音を出そう』とする間違えです。


なぜ生徒さんがそのような方法を取るのかと言いますと、「息を吸っている感」を感じたいと思っているからです。音がするように息を吸うと、実際には息が体に入って来なくても、息がたくさん入ったような気分になります。

息をたくさん吸う練習をしてても、その「吸う音」ばかりが強調されるだけで、実際のところあまり息が入っていないのです。


息を吸う音をさせずに、喉を広く開けて息を吸うように指導すると、確かに息はたくさん吸えるようになり、声も楽になります。

しかし、生徒さんは不満そうな表情を見せます。それは、息を吸っている「感覚」が感じられないからです。


つまり、息が少なくても、「息を吸っている感覚」を感じたいと思っているわけです。

この誤解を説明して解決すると、途端に呼吸が楽になる場合が非常に多いです。

呼吸する男性


この例からわかるように、人は日常生活でも、『何かをしている感』だけが手に入れば、満足してしまう傾向があります。


「歌を歌っている感」

「声帯がしっかりなっている感」

「感情を相手に伝えている感」実際には相手に思いが伝わっていなくても、自分が「思いを伝えているような感覚」があれば、自分的には満足してしまうのです。



歌以外でも

「ダイエットをしている感」

「病気を治している感」

「明るく人生を生きている感」

「経済的に豊かに生きている感」

「家族と幸せに生きている感」

「物事を理解している感」など、


本当にそうしたいと思っているのではなく、ただ単にその『感覚』だけが欲しいということが、実は結構多いのではないかと思っています。


例えば、お腹がすいて何かを食べたいと心がモヤモヤしているとき、これは本当にお腹がすいてご飯を食べる必要がある状態なのか、あるいはただ「ご飯を食べている感」が欲しいだけなのか、これには大きな差があります。


食事をする人々

「病気を治している感」も同じですね。

病院に行って、薬をもらって飲んでいるという行為だけで「治療している感」を味わっているわけで、本当に治療して治そうと思っている人は、ただ薬を飲むだけではなく、自分なりに色々と積極的に治療の行為をするものです。


心がただ単にその感覚を求めているだけなのか、それとも本当に必要なことであり、やりたいことなのかということを理解することは、物事をスムーズに進めるために非常に重要なことだと思います。


私のところに来る「私はプロの歌手になりたいです」と言う人の中には、本当に歌手になりたいのか、それとも単に「歌手のように活動している感」が欲しいだけなのか、という部分でかなりの違いがあります。

ただ単にその『感覚』が欲しいだけの人は、本当の意味で努力しません。表面的な努力はしていますが、本当にプロの歌手として活動していくための努力はしません。

一方、本当に本心からやりたいと思っている人は、もっと真剣にその物事に向き合っていきます。


私自身も、常にこの課題と向き合っています。

自分が本当に取り組みたいのか、やりたいことなのか、あるいは単にその『感覚』だけが欲しいのか、そこを考えながら、今取り組んでいる出来事に向き合いたいと思っています。


参考になれば幸いです。



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