「苦悩の10年」はたった1本の赤い線(10月ライブのお知らせもあります)
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「苦悩の10年」はたった1本の赤い線(10月ライブのお知らせもあります)

こんにちは。 10月10日に、YouTubeライブでまた「尾飛良幸Live Station10月号」ソロライブをします。 今回も楽しいライブなので、聴きに来てね! ライブ動画は、後から何度もご覧いただけます。時間に間に合わない方でも大丈夫です。



 

私が実際に、ちゃんと歌を歌い始めたのは、高校生になってから。

それまでは、家でもほとんど歌を歌わない人でした。


※こちらのブログに、まとめてあります。





高校で、バンドと合唱部の両立をし、歌の練習が始まりましたが「声が正しく出せれば、歌が上手くなる」としか思ってなかったので、もっぱら「声の出し方」の練習ばかりでしたね。

でもどんなに発声練習しても、表現力の欠如が激しく、周りから「ロボットボイス」と言われてました。


そもそも「表現するってなに?」って思ってたのと、昔から洋楽しか聞かないので、日本語の歌での表現なんて、全くわかりませんでした。

だから、表現もどこか「声色のモノマネ」でしかなく、そこに気持ちはなかったわけです。

それでは当然「ロボット」ですよね。


歌では「表現力」の練習が必要なんだ、と気づいたのは、確か練習を初めて、10年弱が過ぎた頃だと思います。ずいぶん遠回りだった。。。


しかし、この「表現力の練習」が、私が数多く練習してきたものの中で、最も苦しかった練習でした。


なんの制約もなく、自分の気持ちにしたがって自由に歌う。


これが、本当に難しかった。

「自由に歌うとは?」

「感情のままにとは?」


技術を意識せず、歌詞から受け取った感情を、素直に声に出そう!

そう思いながらも、どうしても「無難でこじんまりした表現」になってしまう。


例えば歌詞によっては、怒鳴って歌うことも必要ですが、それができない。

どこか照れ臭いというか、思い切りがでないと言うか。


人目を気にしてしまう感覚。


練習スタジオのドアの向こうに、誰かが聞いてるんじゃないかと、いつもビクビクしていました。今思えば、随分と自意識過剰です。

でも当時は、本当に切実な問題でした。


それでも、そのメンタルの問題を克服したいと思い、毎日、ほぼ「絶叫」に近い状態で、歌い続け、時には苛立って壁を蹴ったり、泣き叫んだりもしました。


全然「自由」に歌えない。

想いや感情を、自分の体から、外へ、前へ伝えるために、出そうとしても、ブロックがかかるんです。



感覚的には目の前に、一本の赤い線があり、その手前で足がすくんで、その線を越えられないような感覚を、何日も何日も感じながら、それでも歌い続けたことを覚えてます。



 

数ヶ月歌い続けた結果、少しづつ人目を気にする意識から、自分の歌に集中できるようになっていきました。

歌詞の世界観をイメージし、その世界の中に自分がいる感じ。


気づいたら、その赤い線は私の後ろにあり、自由な気持ちで歌える感覚を掴んでいきました。

今ではその線は、もう目の前にはありません。

どこかに、行ってしまいました。


それからは「表現をしよう」ではなく「言葉を丁寧に、一言一言聞き手に届けよう」という意識になった感じですね。


自分がやった方法は、決して効率が良いものではなかったです。

だからこそ、同じ悩みを感じている人には、より簡単に効率よく、そして楽しくその「赤い線」を超えてもらえるようにと、常々思っています


「ロボットボイス」と言われてた私でさえ、越えられたこの「赤い線」ですから、必ず誰でも越えられます。


 

ライブの時も、細かい技術よりも歌詞の世界を表現することに、意識を置いています。

今年5月誕生日オンラインの動画です。



今回も、前半がトークライブ、ゲストの藤野櫻子を挟みまして、後半はこれまでのオリジナル曲によるライブとなってます。

※写真は藤野櫻子



これまでの、自分の経験やできる限りの能力で、楽しいステージを作りたいと思っていますので、お時間ある方は下記の「尾飛良幸Live Station10月号」詳細ページを、ぜひご覧になってください。

ライブ動画は、後から何度もご覧いただけます。 時間に間に合わない方でも、大丈夫です。

当日、皆さんにお会いできるのを、本当に楽しみにしています




尾飛良幸の





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