実は、私が曲を作ったり、歌を歌うときいつも「こんなんじゃダメだな」って思います。
どんなにコンペで曲が採用されても、歌をどれだけ練習しても、その思いがなくなることはありません。
もちろん昔のように「自己虐待」をすることが、無くなったのは、年の功だと思います^^

それにしても、歌でも曲でも、出来上がるものは自分の中では「ガラクタ」ばかり。
心の中では『ガラクタを渡してしまって、申し訳ない』と思っていることも多いです。
私がよく「いい曲できました」「今日はいい歌歌えました」と口に出して言うのは、自分の先入観での「所詮ガラクタだな」という思いを打ち消す『呪文』みたいなものだったりもします。
それでも、そんな「ガラクタ」でも、自分ではその時最も悩みながら、勉強しながら、精一杯です。
とても情熱を持って、丁寧に作ったり歌ったりしていることは、間違いありません。
だから例え「ガラクタ」だったとしても、自分の中では大切な大切な「宝物」なんです。
どの「ガラクタ」も、大好きな宝物。

そこでね、面白いことがあるんです。
自分が「ガラクタでも宝物」と思っているものでも、受け取ってくれた方の「心」が「宝石」に変えてくれることがあるんです。
宝物が、宝石に変わる瞬間です。
その時は、渡した私もびっくりするくらい、その歌や曲が、輝き始めてくれる。
その時に本当に「お渡しできてよかった!!」と心の底から感謝できます。

「そんなガラクタばかり作って、どうなるの?」という時期もありました。
でもね、その数が多くなると、それは「ブランド」になってくれるんだなあ。と言うのが今の実感。
「尾飛さんらしいですねえ」って言ってもらえると、それは一つの独自性があるブランドとして、認識してもらえてるんだな、と嬉しく思います。
逆に「これが『ワンパターン』に陥らないように気をつけよう」とも思います。
そう考えると、やっぱり思いとしては
諦めずに作ってみて!
諦めずに歌ってみて!
ということに、行き着くわけです。
才能なくてもいいじゃないか! その時その時で、悩みながら、勉強しながら、精一杯!
情熱を持って、丁寧にやればいいじゃないか!
それは必ず、誰かの心に届くから。
そして必ず、自分の「自信」に変わるから。
今日も、遊び心と正しいフォームで豊かで、楽しい音楽ライフな1日を!
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