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CDジャケット制作のワンポイント

最近「アナログレコード」や「カセットテープ」に、興味がある方が増えているとか。


アーティストの作り出す世界観を、ビジュアルと融合して触れることができるアナログレコードのジャケットは、本当にいいですよね。

そこから、いろんな世界が想像されて、楽しいです。


それが、CDになった時に「こんな小さいジャケットじゃあ、世界観が伝わらなくてつまらない」と感じた人が、とても多かったですね。



今では、音楽は配信に代わり、ジャケットは「動画」になりました。

それにより世界観は、より具体的になり、同時に「歌詞」の作り方も大きく変化しました。



 

配信時代になっても、やはり「アルバム」の価値は無くなっていないと、私は考えています。


「アルバム」は「シングルベスト」とは違います。

アルバムには、マニアックで万人受けしない曲も含まれています。そこには、アーティストの冒険心と、実験とこだわりがあります。


そのチャレンジ精神が「アルバム」の価値ではないでしょうか。


例え大きさが小さくなったとしても、そういう意味でもCDのジャケットは、アーティストの世界観を伝える大事な作品です。


動画を伴った音楽は、その創造性を動画によって阻害されます。

一つの歌詞を聞いたときに、そこから発想されるイメージは、人それぞれのはずですが、それが動画があると、一つのイメージに限定されてしまうから。


なので、やはりアルバムをリリースするときは、聞き手の想像力を掻き立てるような、豊かなジャケット作品を目指したいですね。


 

「アルバムジャケット」はそのデザインはもちろんですが、実はもう一つ忘れてはいけないことがあります。


それは「パッケージとケース」


通常言われているCDは、ケースの厚みが10mmです。

でも5mmのものも、みたことがあると思います。


まず最初に、どちらにするか。 この決定は大事です。


CDショップに並べるならば、私は断然10mmです。なぜなら、10mmの場合「背表紙」ができるので、CDを棚に置いたときに、しっかりアルバム名とアーティスト名が見えるようになります。


これが5mmだと、全く見えません。

CDがどこに置いてあるかわからなければ、お客さんが手に取ってくれませんからね。




でもね、最近CDショップに行った記憶ありますか?

もちろん、頻繁にいく人もいらっしゃいますが、年々CDショップは縮小されています。


CDを購入するのは、ネットショップやライブ会場ということのほうが、多いのではないでしょうか。

そう考えると、5mmの価値も出てきます。

5mmの場合、家で保管する時に場所を取らずとても便利です。


他にも「紙ケース」や変形型のケースもあるので、アルバムの雰囲気や、販売するときの状況を考えて、チョイスするといいですね。


あなたのアルバムは、どんなケースでどんなジャケットになりますか? そんな事をちょっと考えるだけでも、少し楽しい気分になったりしますね。


ジャケット作りに困った時は、こちらをご覧くださいね。









尾飛良幸の








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